災害時の発達障害児・者支援について
2011年 03月 17日
被災地で、発達障害児・者に対応されるみなさんへ(その1)
被災地で、発達障害児・者に対応することが必要な方々
(今回は、避難所での支援に携わる方、家庭で一緒に過ごすご家族)
に理解しておいていただきたいこと、ご協力いただきたいことをまとめました。
避難所での対応
発達障害のある子どもやその家族からは、
下記にまとめたようなお願いをされることがあります。
発達障害のある人は、
見た目では障害があるようには見えないことがありますが、
みなさんの理解と支援を必要としています。
•発達障害のある人への対応には、コツが必要です。だから、
•ご家族など本人の状態をよくわかっている人が近くにいる場合は、
•必ずかかわり方を確認してほしい。
(対応例1)「必要な物品(薬、食品、筆記用具、玩具など)はありますか?」
(対応例2)「特に配慮すること(落ちつける場所、話しかけ方など)はありますか?」
•発達障害のある人は、日常生活の変化が想像以上に苦手な場合が多いので、
•不安になって奇妙な行動をしたり、働きかけに強い抵抗を示すこともあります。
•だから、行動してほしいことの具体的な指示、時間を過ごせるものの提供、
•スケジュールや場所の変更等を具体的に伝えてほしい。
•(対応例3)「このシート(場所)に座ってください。」 (×:「そっちへ行っては駄目」)
•(対応例4)筆記具と紙、パズル、図鑑、ゲーム等の提供。 (×:何もしないで待たせる)
•(対応例5)「○○(予定)はありません。□□をします。」 (×:黙って強引に手を引く)
•(対応例6)「○○は□□(場所)にあります。」 (×:「ここにはない」とだけ言う)
•発達障害のある人は、感覚の刺激に想像以上に過敏であったり鈍感である場合が多いので、命にかか
わるような指示でも聞きとれなかったり、大勢の人がいる環境にいることが苦痛で避難所の中にいられ
ない、治療が必要なのに平気な顔をしていることもあります。だから、説明の仕方や居場所の配慮、健
康状態のチェックには一工夫をしてほしい。
(対応例7)文字や絵、実物を使って目に見える形での説明や、簡潔・穏やかな声での話しかけ。
(対応例8)部屋の角や別室、テントの使用など、個別空間の保証をしてあげる。
(対応例9)怪我などしていないか、本人の言葉だけでなく、身体状況を一通りよく見る。
参考
社団法人 日本自閉症協会 自閉症の人たちのための防災ハンドブック-支援をする方へ-(PDF版)
社団法人 日本自閉症協会 自閉症の人たちのための防災ハンドブック-支援をする方へ-(携帯電話版)
自宅での対応
災害時の生活は普段とは随分異なる状況になります。
この間、災害の対応が落ち着いた後の生活を踏まえた対応が必要になります。
•学校や職場などの休み、停電、テレビ番組の変更など、
当面は見通しが立たないことが多くなります。
そのような場合でも、安定した生活リズムで過ごせるように、
当面の新しい日課の提案や、時間を過ごせるものを用意する等の工夫が必要です。
•被災状況のテレビ報道等を確認することも必要ですが、特に子どもの場合には、
他人に起こったことでも自分のことのように感じてしまって、
想像以上の恐怖体験となってしまう可能性があることも海外の調査で指摘されています。
子どもの目に触れる時間帯には、別のことで時間を過ごせるような工夫を
することも必要です。
今回の記事は、真也ママさんのブログ内で読み、こちらのブログでも
紹介させていただきました。
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被災地で、発達障害児・者に対応することが必要な方々
(今回は、避難所での支援に携わる方、家庭で一緒に過ごすご家族)
に理解しておいていただきたいこと、ご協力いただきたいことをまとめました。
避難所での対応
発達障害のある子どもやその家族からは、
下記にまとめたようなお願いをされることがあります。
発達障害のある人は、
見た目では障害があるようには見えないことがありますが、
みなさんの理解と支援を必要としています。
•発達障害のある人への対応には、コツが必要です。だから、
•ご家族など本人の状態をよくわかっている人が近くにいる場合は、
•必ずかかわり方を確認してほしい。
(対応例1)「必要な物品(薬、食品、筆記用具、玩具など)はありますか?」
(対応例2)「特に配慮すること(落ちつける場所、話しかけ方など)はありますか?」
•発達障害のある人は、日常生活の変化が想像以上に苦手な場合が多いので、
•不安になって奇妙な行動をしたり、働きかけに強い抵抗を示すこともあります。
•だから、行動してほしいことの具体的な指示、時間を過ごせるものの提供、
•スケジュールや場所の変更等を具体的に伝えてほしい。
•(対応例3)「このシート(場所)に座ってください。」 (×:「そっちへ行っては駄目」)
•(対応例4)筆記具と紙、パズル、図鑑、ゲーム等の提供。 (×:何もしないで待たせる)
•(対応例5)「○○(予定)はありません。□□をします。」 (×:黙って強引に手を引く)
•(対応例6)「○○は□□(場所)にあります。」 (×:「ここにはない」とだけ言う)
•発達障害のある人は、感覚の刺激に想像以上に過敏であったり鈍感である場合が多いので、命にかか
わるような指示でも聞きとれなかったり、大勢の人がいる環境にいることが苦痛で避難所の中にいられ
ない、治療が必要なのに平気な顔をしていることもあります。だから、説明の仕方や居場所の配慮、健
康状態のチェックには一工夫をしてほしい。
(対応例7)文字や絵、実物を使って目に見える形での説明や、簡潔・穏やかな声での話しかけ。
(対応例8)部屋の角や別室、テントの使用など、個別空間の保証をしてあげる。
(対応例9)怪我などしていないか、本人の言葉だけでなく、身体状況を一通りよく見る。
参考
社団法人 日本自閉症協会 自閉症の人たちのための防災ハンドブック-支援をする方へ-(PDF版)
社団法人 日本自閉症協会 自閉症の人たちのための防災ハンドブック-支援をする方へ-(携帯電話版)
自宅での対応
災害時の生活は普段とは随分異なる状況になります。
この間、災害の対応が落ち着いた後の生活を踏まえた対応が必要になります。
•学校や職場などの休み、停電、テレビ番組の変更など、
当面は見通しが立たないことが多くなります。
そのような場合でも、安定した生活リズムで過ごせるように、
当面の新しい日課の提案や、時間を過ごせるものを用意する等の工夫が必要です。
•被災状況のテレビ報道等を確認することも必要ですが、特に子どもの場合には、
他人に起こったことでも自分のことのように感じてしまって、
想像以上の恐怖体験となってしまう可能性があることも海外の調査で指摘されています。
子どもの目に触れる時間帯には、別のことで時間を過ごせるような工夫を
することも必要です。
今回の記事は、真也ママさんのブログ内で読み、こちらのブログでも
紹介させていただきました。
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by peak-t
| 2011-03-17 07:47
| 日々のこと